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*内容を一部修正しましたので、データを差し替えました(2023.2.13)
(裏面、「佐藤先生からのアドバイス」を一部修正)
今、世界で英語を公用語・準公用語とするのは、78カ国に及ぶと言われています。母語として使われている言語は、多い順に、中国語、スペイン語、英語ですが、英語は母語でなくても使える人がたくさんいます。また、英語は、国際会議など多文化の場でのコミュニケーション手段として、インターネットの情報伝達手段として、世界でもっとも多く使われているポピュラーな言語です。
また近年、感染症や気候変動による環境問題など、1教科、1カ国だけでは解決できない問題が増えています。そのため、世界共通の英語でコミュニケーションできる力の重要性が増してきました。
こうした背景から、小中高の学習指導要領は「使える英語」にシフトしました。「使える英語」を学ぶことで身につくのは、次のような力です。
・Communicationの力が育つ……英語や日本語という言語の違いにかかわらず、自分の思いや考えを人前で堂々と話す力、他者の意見をしっかり聞く力、ひいては「生きる力」が醸成される。
・「寛容な心」が育つ……さまざまな国や地域の文化、習慣、考えを理解し、違いを認め、尊重する心が育つ。早期に始めることで定着する。
・将来の可能性が広がる……今の小学生が社会人になる頃には、外国籍の仲間が増え、社内公用語が英語になるなど「多文化共生社会」となる。デジタル化も加速し、英語での情報収集力はマストに。「使える英語」は大きなメリット。
また、「使える英語」は入試英語と表裏一体の関係です。次の3つの変化から、入試英語が「使える英語」にシフトしていることがわかります。
・高校の授業が変わった……2022年から高校でもCommunicationに特化した英語教育が行われている。スペルや文法の正確さだけではなく、場に応じて、自分の意見や考えを英語で話したり書いたりできる力を評価する方向に。小中高と英語での「思考力・判断力・表現力」を積み重ねていく。
・高校入試が変わった……日常生活の場面に関連した出題が増えている。さらに、長文化・多様化しており、ある程度のスピードで長文を読みこなす「速読即解力」が不可欠。大学入試も同様。
・リスニング・スピーキングは必須……大学入学共通テストでは、ライティングとリスニングの得点比率が1対1に。都立高入試では2022年度入試からスピーキングが課されている。
【参考】小学校 外国語科の目標
外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、外国語による聞くこと、読むこと、話すこと、書くことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力を育成することを目指す。
※学習指導要領より。中学校、高校の目標もほぼ共通
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(プロフィール)
お話してくださったのは……
玉川大学大学院
教育学研究科名誉教授
佐藤久美子先生
専門は子どもの言語獲得・発達研究(日本語+英語)、英語学、英語教育。玉川大学に長年勤務し、小中高の教員を多数輩出。2016年までNHKラジオ『基礎英語2・3』講師。現在、NHKEテレ『えいごであそぼ』『えいごであそぼ with Orton』の総合指導や『エイゴビート』『エイゴビート2』監修を務める。また、東京都や京都府の教育委員会をはじめ、東京都中央区、板橋区、葛飾区、千代田区、中野区、国立市、東村山市など、多数の小学校や教育委員会等で研修や講演を行う。『新レインボー小学英語辞典』(Gakken)など監修・著書多数。
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